「奪われた皇の鍵！激突カイトvsシャーク」
（すべてのナンバーズを揃えるまでもなく鍵の飛行船は飛びます）全ての闇を光に変える究極体ゼアルまで、あと少し。またゼアルで融合召喚が使われた（ただし召喚されたターンに融合解除される）数少ない回である一方……バリアン（要はベクター）の干渉を受けて狂気に走ったフェイカーの走狗を強いられているカイトVS、「何故か」トロンにそれに対抗する為の駒として目を付けられていた（妹が火傷を負ったのもトロンが渡したカードの所為）シャーク（ナッシュ）という……後の展開から逆算すると妙に迂遠な因縁のぶつかり方である。加えて非ナンバーズ使いがハンターにやられて魂を抜かれたまま（次々回で返してくれるが、なら何故持ってったとも）という一種の「知ら管」事案。
遊馬に負けてから対ナンバーズの戦略を色々模索してた鮫さんであるが、ナンバーズハンターとしてのカイト（劇中ほぼ不敗の男）に一日の長ありかという話（あるいはナンバーズを超える切り札への確信の有無か）。しかしアシッドゴーレムが奪われなかったらどうするつもりだったのだろう。ORUがある内は普通に攻めてきたか、攻め手を緩めるような男ではないからフォトンドラゴンと並べてきたか……もしくは、強制解放があったことを思えばカイトの方から押し付けてきた可能性もあるかな。イリュージョンドネイトとはなんとも古式ゆかしい男よ（）。いや城之内VSマリクのラヴァゴーレムがネタ元なんだろうけど！
ゴヨウ・キング（Lv8ATTK2800＋α＆モンスター破壊時に「フィールドモンスターの」奪取＆ゴヨウリリースで奪取）。むしろディフェンダーの方がOCG化した場合ヤバいんじゃないかと感じなくもなかったり。しかしどうして屋上に出たかもわからんのに、相手もどうやって待ち伏せてた。そして乱入ペナルティはまだ有効だったのかよ！ かつカチドキ君への熱い死体蹴りでレヴォリューションフォースの出番もなかった……が、さっくり再びお縄になったかと思ったらイリアステルならぬ爺婆あつまる「行政評議会」の身柄預かりと審問。シンジと仲間が思ってた以上に革命思想の不穏分子なのは間違いないのだが―――赤馬社長来るのが遅いんだよぉ！ ランサーズの誰かしらと潜伏生活してる様子なんて違和感しかないから仕方ないかもしれないが、上の上にあっさり説明＆説得を済ませているのは有能ということにしておく。
はたして何も知らなかった様子の長官は大物ぶりに成功してないが（物言いのイヤらしさは益々拡大中）、シティを守るのはセキュリティの役目というのはまあ正論。実際にアカデミアが来て蹴散らされてから結果的に恩を着せる……というのは寧ろ社長好みじゃないかと思うが、それもない状況でフレンドシップ杯に出場で「証明」できるのって実力だけじゃなかろか。またエンジョイ長次郎の存在感が舞台背景的にどんどこ上昇していく件。加えて評議会の連中が現状をどこまで変える気があるのか私気になります。
んで、下手をしなくともバトルロイヤルの二の舞になりかねない大会のエキシビジョン、遂に本編で喋るジャックVS遊矢。そこはかとなく思い出されるのはアニメ版メダロットの世界大会、ビクトルのウォーバニット一体に主人公日本代表が一蹴されちまったやつだが……「キングのデュエルはエンターテイメントでなければならない！」ので、などというと文脈的によくないな。そういえば不思議と言及している覚えがないのだが、この次元におけるクロウはジャックと幼馴染ではないのだろうか。もしくは敢えて、避けている？
