ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《生命維持コード/Umbilicus》/『極黒のブリュンヒルデ』第64話

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前回の粗筋

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  /::::_::::::::/     /  ,ハ       |         ∨::::::::::::::::::ハ 二   展.  と   :
  レ'´ .! `7     /   / ト、    ,ハ  _|,     レ' |´ ̄ ̄∨ ニ.  開       :
     | .,'     | /|/ ̄`'::\   /`T´__ / !  |   | !.      三  は
     ヽ!     .|/::;>─=、;::::ヽ/::::::ァ─-<| /  | |      ニ.   :
      | 、    |::/ /⌒ヽ :::::::::::::: ,'⌒ヽ ∨  /  !       三  :
      ∨ヽ   八 弋_(ソ      弋_(ソ 八 /   !       ニ  ! ?
      、─-\ ∧ ` ー          - '゚ ,ハ├─ァ 八     彡,
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―――今しばらくラブコメ態勢かと思った。まあ実際そうだった。だがその裏で(良太視点としても読者視点としても)重大情報の吐露。だいたいそんな所。初菜の飛び込み攻勢により魔女達の恋愛面が加熱していく一方、鎮死剤ブレイクスルーになりうる論文を書いた男の存在。思えば「土屋邑貴女史が小五郎と知己かも」という予想はこれまで無くもなかったが、こちら側の線は想像だにしていなかった……それはひとえに、彼の正体について不確定情報に基づく憶測が飛び交い先入観が働いてたせいも多分にある。てなもんで現状が大きく変化、するかもしれない前段階ワンクッション。


男と女の縁

「どう? 気持ちいい?」「ああ」イライラ
「ここは?」「あっ・・・そこ・・・」グヌヌヌ
『ねぇ これ一体何なの?』「ははは・・・」

(……なんだこれ・・・背中に当たる股間が気になって・・・マッサージどころじゃない・・・
好きと言ったり 付き合ってと言ったり キスしたり・・・今日会ったばかりなのに こいつは一体なんなんだ?
おれのファーストキスだったのに・・・別にいいけど・・・よりによって黒羽の目の前で・・・)

「初菜 あんたそろそろうちに帰ったらどうなんや?」
「家? 殺されて生き返るとこ見られてるのに 今さら戻れるわけないでしょ? ここで世話になるわよ」「はぁ!?」
「ねぇ 村上くん いいでしょ?」「ま まぁ仕方ないか・・・」
「ありがとう もういいよ」
「そう? それじゃ・・・お風呂で背中流してあげる」「えっ!?」

「それとも期待した? だったら別に裸でもいいよ 私たち付き合ってるんだし 一緒にお風呂入ろっか」
「……散歩してくる」「あっ寧子さん!!」「ちょっと待て黒羽!!」
「初菜 いい加減にしろ!! そもそもおれはお前と付き合うなんて言ってないだろ!!」

「  冗談だってば ヴァルキュリアに切られた傷跡がまだ残ってるからね 裸は見られたくないかな」「……」

「全然なんにも気にしない〜 誰が誰と付き合おうとも〜 誰が誰とキスしようとも〜 全然全く・・・気にしな・・・」

「ダメだ・・・やっぱり私 病気だ……村上くんの事を考えると・・・胸が苦しい・・・」

「くそ!! あの鈍感の村上にはあんくらいストレートにいかなあかんかったんや!
村上も村上やで!! あんな女にデレデレしおってからに・・・!! 寧子ならまだしゃーないかと思わんでもなかったけど・・・初菜になんか絶対取られてたまるか!!」

「・・・もう のんびりしてられへん 初菜より先に 既成事実を作ってまうしかないで・・・」

「あら? 村上はどこや?」『もう帰ったわよ』
「えっ!?」『小五郎の所へ行くってさ』

「ちょっ……しゃーない・・・こうなったらもう 夜這いしかあらへんやんか・・・」『はぁ?』

……これは「今晩」、村上宅に押しかけるカズミとその後を尾行した初菜とで、中軽井沢行き前夜の決戦再びか? いや「傷跡を見られたくない」も本心とすると、あるいは彼女の目論見らしきものを憶測すると、敢えて看過ということも考えられるか? 現状で「特別な一人」に選ばれないのなら「特別な仲の内の一人」になれるよう他の娘らを焚きつけている?

 さておき、4割くらいは予想範囲内。明け透けな初菜の小悪魔アプローチに良太困惑の掌で転がされて赤面の、寧子カズミの苛立ちの、佳奈小鳥傍観という構図。ただ良太はどうしても寧子の事を気にしてしまう様子で、二人きりでもないとカズミも初菜も攻め切れまいと改めて思うわけだ。今回優勢だったように見えて、しかし初菜は特にそれを感じ取ったものと。ここで何が問題かって、恋煩いを病気認識する寧子よりも焦って再吶喊しそうなカズミよりも、自身の感情と自分に向けられる好意を正しく感得できない良太だろう。寧子の暴発は傍から見て嫉妬だと明らかだが、それを理解できているかも怪しい……いや「クロネコではない」という認識や此処までのお守り経験がフィルターになり「黒羽寧子の恋愛感情」そのものを無意識にないものとしている? 娘扱いというか子供扱いというか。転じて魔女は恩人にして庇護対象であるが故に恋愛対象として見ない/見えない……初菜の率直さと煽られたカズミでその辺をなんとか意識改革……できるか?小鳥は勿論、この問題では佳奈もあまり頼れそうにないかも……小五郎は普通に「筆下ろし」を後押ししそうだが、魔女達との接点自体少ないからなこの人。
 良太とクロネコの過去を良太以上に知りうる人物だのに、ましてや今後鎮死剤関係で多忙になりそうでもあり―――というか良太よ、「海水浴の土産」という名目はいいとして、「霧ヶ峰噴火事件」が魔女の仕業で下手人が野放し状態だって話しておかなくていいのか。話して直ぐなんとかなる問題でもないが、それを言い出すと極黒始まって以来大体そんなもんだ。良太の鈍感も魔女の寿命も敵対組織'sの狙いも最強魔女の彷徨も、何時どのように状況変化するか読み難いにもほどがある。だがそれもいい。


男と男の縁

(いちじく) この大失態の責任は一体どう取るつもりだ? 貴様の勝手な判断で ヴァルキュリアを市井に放ってしまった
ヴァルキュリアは死の女神であり「ニヴルヘル」*1への入り口だ
見たかあの大爆発を もはや穏便に事態を収拾することは不可能だ
今までの実績を考慮して 多少の失敗には目をつぶっていたが・・・まさかここまで無能だったとは・・・
今この場でお前が自決しても この責任を免れ得ないぞ」

「九 弁明してみろ」「……」
「沙汰は追って下す もちろん楽には死なせない
君には期待していたのだが・・・残念だ」


「それ・・・何を見てたんだ?」
「ああ 私が学生の頃に研究室の仲間が書いた論文だ 鎮死剤を別のアプローチから作れないかと思ってね」「別のアプローチ?」
「前に魔法使いが溶けるのを見ただろう あれは恐らく体内でプロテアーゼというタンパク質を溶かす消化酵素が生成されたと思われる
もちろん体内ではそんな体を溶かすほどのプロテアーゼは生成されない だからあの「ハーネスト」の中の生き物から分泌されていると考えられる
つまり鎮死剤は そのプロテアーゼの作用を止める薬なのかもしれない だから現物の解析ではなく作用の面から成分を特定出来ないかと調べていた
学生時代の知人がその論文を書いていたことを思い出したんでね ちょうど今倉庫から見つけたところだ」

「あと鎮死剤のことや うちらがもう手に入れてるって言ってたわ」

「間違いない その論文だ!! 鎮死剤の作り方が書いてあるんだ!!」
「そう前のめりになるな まだこれから彼の論文を読み込むところだ」

「この論文を書いたやつは・・・とんでもない天才だった」「小五郎でも人を天才と認めることがあるのか」
「お前は何を言っている 私自身は客観的にも天才だし 他人の有能さも当然認める だから私はお前のことも認めているんだ」
「……そりゃどうも」

「私は聡明さで自分より上だと思う人間を始めた見た このことは私の人生の中で掛け替えのない経験だったよ
おかげで私は天才であるにもかかわらず 今まで自分に自惚れずに済んだ」

(えっ? それで?)
「そして彼は史上最高の成績を残し 主席で大学院に進んだ あれから10年経つが 私は彼以上の俊英に出会ったことがない」

「だが天才というのは人としてのバランスを欠いているからこそ天才たり得るんだ
彼も著しく人間性が欠如していた」
(あんたも大概だと思うけどな・・・)
「彼の目的はただひとつ 命の解明をすること そのためにはどんな犠牲を払っても許されると考えていたんだ
たとえこの世全ての人の命と引き換えでもね」

「……そんな天才は 今何をしてるんだ?」「さぁな」
「院を出た後 国の研究機関に入ったことまでは知っているが その後彼の名前を聞いたことがない」

「あれほどの天才が在野に埋もれるはずはないのだが……
(いちじく)は一体何をしているのか・・・」

―――論文表紙から姓名は「(いちじく) 千怜(ちさと)」と読み至り。かくして「良太2週目ループ説」「事故で死亡したとされる良太父説」は暫時否決と相成った。ヘクセンヤクトと交信した回の描写からしても後者かなーと思っていたのだが、そう易々とは読ませてくれないか。となると白髪丸眼鏡から高千穂の首魁が……なんて直ぐ思いつける範囲の答えが正解である気が全くしない感。また前者の場合、自分自身が生まれるより前に遡り別人として東大合格し小五郎と同じ研究室でヴィンガルフにスカウト……遠大な行動計画と言わざるを得ない。それにしたって小五郎も知れるような「目的」が些か良太らしくは無い……擬態フェイク? まあ普通に別人と思っておくほうが納得し易いのだが。

 ともあれ前々作読者としては必然、小五郎とイチジクの関係がエルフェン過去編における蔵間室長と角沢教授のそれを想起させつつ、当然非なる。ただ角沢が人類の単一起源説を主張していたように、イチジクにも「命の解明」について存念があるようで。ヴィンガルフ上位組織・高千穂の目的は「神を滅ぼす」こと……ID(インテリジェンスデザイン)論*2と進化論……彼にとっては、そういうことなのか? 高千穂歴々の目的ともヴィンガルフあるいはヘクセンヤクトの大義*3とも異なる、彼自身の命題……「造物主」*4の有無・是非を確かめるとか? むうう。この予断が何処まで当たるものやら。大体にして彼が何故「命の解明」に執着していたのか、という疑問も残る。
 ただ間違いないと思われるのは、高千穂の面々に散々無能呼ばわりされ、実際何度も刺客を送っては失敗しているイチジク所長が―――あの小五郎が不世出の天才と認める俊英がヴァルキュリアを解放した(物理的に首が飛んでも許されないほど高千穂への不利益を働いた)のはまず故意だろうということ。となると其処に至るまでの沙織イジェクトのキカコ派遣の奈波反抗の瑞花無駄死に(+黒服銃殺)の、という損失も半ば以上彼の企図通りだってことか? 沙織のイジェクト指令や奈波の能力隠匿看過あたりは干渉できそうではある。他方、これらをして彼が良太達の味方とも言えない。戦力の逐次投入やら微妙にザルな探索とかで脱走魔女の生存を幇助しているように思えるが、段階を踏み(有用な魔女を損耗し)藤崎真子を解放した時点で用済みだとも解釈できる。それでいて今、彼がヴィンガルフに入る以前に書いた論文が寧子達の延命に繋がるかもしれない。そんな論文を書き飛び切り優秀だった(かつ「友達が居なかった」)からこそスカウトされたと考えるのが普通だが……もしも大学生の時点で何某かの情報を既に持っていて、其処から此処までをある程度読み切った上で鎮死剤製造に役立つ論文を用意しておいたとしたら……人間離れという表現に収まりきらない。それも私だ。

 さて現行の問題に戻ろう。このままだとイチジク所長は死ぬ。速攻で処断されなかったのが逆に温いと思えなくなるような方法で殺される事になる。此処までの状況を自分から用意したのなら、逃げ道命綱くらい用意しても良さそうなものだが……正直一番怖いのは、彼自身は此処で死んでも構わないと、「命の解明」が為の犠牲に己までも計算済みの場合。此処まで来たら自分の生死に関わらず誰にも事態を止める事が出来ないと確信に至っている場合である。劇場版『パトレイバー』第1作の黒幕こと「帆場暎一」みたいなのはロジカルにルナティックかつホラーで勘弁願いたい。あるいは「死後」を確かめるべく殺されることも予定の内とか、自分自身のコピーが用意されているとかな―――すぐさま天文台に刺客が飛んでくる様子も無い、そんな余裕も無い、からこそかえって恐ろしい不可思議。

*1:北欧神話の死者の国ニヴルヘイムと同一視され……「ユグドラシルの地下」、「天地創造以前から存在」……? 要はエルフェンリートにおける「レーベンスボルン」枠と見るが、はたして。

*2:知性ある何かによって生命や宇宙の精妙なシステムが設計されたとする説。四文字系創造論と進化論の折衷、のようなもの。

*3:推定、地球上生命の滅亡を防ぐために1107番(小鳥)の【グラーネ】を回収する/脱走魔女をドラシル“孵卵”前に皆殺しにする事。

*4:最近では『デビルサバイバー2』の“ポラリス”とか? 宇宙的には『鉄腕バーディー』の“奥の院”か、『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』の“ウルガル”もしくは『ヴァンドレッド』の“地球人”なども想起。