ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

今週と先週の遊戯王ヴレインズ

(55話)数話ぶりにデュエルのない回。「誰も帰ってこなかった」ソルテク調査隊が何気に生きてて安堵だか何だか。イグニス持ち二人がデータストームでガードしながら進めてる一方、ガールズは盾もなく進んだり調査隊助ける助けないで言い合ったり……なんやかやエマさん葵に甘いね。いや1期の頃も後押しだか煽りだかわからんところあったけど。

 そして風イグニス(ウィンディー)登場。水属性とかに比べると他属性は回想内でも印象が薄いが、気の向くままって感じ≒自由でいたい⇒人間は信じ切れないスタンスらしい……というか目つきがアレだし物言いもイチイチ怪しいぜ……いや、ここまで「露骨」だと逆に怪しくないというか「イグニス」一個体として自然ですらあるかも。まあボーマン達(というかハルとその主)と与してない証拠もないのだが。サイバースの再興を目指すのに、サイバースを滅ぼした勢力と組む……? あと草薙弟こと仁君がもし風属性の原型だったとしたら、人格データだけ手に入れてイグニス的にどうする? イグニスを狙うものとしてどうなる? 疑問&疑問&脱線。

 ともあれそのウィンディーの依頼でガールズを追っ払おうとして、とてもしぜんながれでデュエルに突入のこと(「皆の為に戦う」と決めたブルガさんはまだイグニスを「物」としか認識していない模様)。アバター変えてもトリックスターデッキのままじゃ正体隠してないのと同じじゃない……? あと遊作は遊作で最初「話せば分かるはずだ」って、柔らかくなった証左でもあろうけど、ちと危うく思う。ゴスガがそこに今後どれだけつけ込むかはわからんがね。


(56話)リンクが主力→リンクをメタる→リンク以外の切り札(儀式・融合。シンクロやエクシーズはあるか不明)を持つというのが劇中のメタゲームらしい。はたして、プレイメイカーVSブラッドシェパードにも増して舌戦もなく淡々とピンチになり淡々と勝った(連続バーン対策はしてたにしろ、特殊召喚多様する多くの現行デッキにトリックスターは痛すぎるよね)。「AIとの絆」が勝因とか結論も似てる。あとフレイムの軽口や表情変化に「ああ、コイツは確かにアイとお仲間だなあ」と感じた点がぽつぽつと。

―――現時点で、ブルエン改めブルーガールの覚悟や成長とソウルバーナーの理由を争わせるつもりはなかったってことかな。根本的な話として犯罪被害者がみな自分で真相を突き止めなければならないなんてことは当然ないし、それ自体は既に遊作らが果たしている。本来ならばロスト事件被害者は守られる側(ブルエン言うところの「みんな」)で守る側は強いてあげるなら財前お兄様である(警察関係者がいねぇ!)。その助けになりたさに彼が一番守りたい妹自身が危険に突っ込んでるのもアレだし、兄妹とも一度ならず遊作に助けられてるのもアレだ。名分だけで言えば「私に任せて普通に生きろ」というお兄様にあるが、どんなに善意であっても退けないし預けられないという結論は既に1期で出ている……だからかね。

 さてさて次回はボーマン戦再び。装いも変わって、きっと刷り込まれた記憶内容も違ったもの……率直に言うと戦うだけ面倒くさい哀れな尖兵だ。予告的に遊作=ロスト事件被害者に絡めた精神攻撃もありそうでね……いいように使ってる勢力にヘイト高まるねえ。


「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」 (カクヨム掲載版完結)