ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

SS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ(盆)





「バカは禁止用語です」VRAINS 第114話

 よく思おうとすればよく取れる、悪く思うとすれば悪く捉えられる。試合に勝ったが勝負には負けてたというか、ゼブロイドXからの新エクシーズ更にゼアル期を思い出させる転生(同名)エクシーズを以てしてさえ、加速度的に成長するロボッピの攻勢に耐え切れなかった。耐えられなかったのは、ロボッピ自身も同じであったが。語調を変えてより過激に恐ろしく、破滅的過負荷も明らかで、その限界を超えて、ものかなしくてしんどい。
 Aiとしては中身を知らせず託していたものが「遊作への手紙」であった以上、また前回予告的にロボッピの敗北ないしそれにより「元に戻る」ことを想定していたのだろう。ロボッピの成長と破綻は推定その想定を超えてしまった。イグニスにとって家事AIは同胞ではない。だがAiはロボッピを「頭を良くしてやる」と育て、ともに過ごした。意志を確立したことは不慮のようでもあるが、バックアップを仕込んだ時点で確定していたようでもある。仮装で声援送って見せてはいたが、負けると思っていて、しかし一縷の涙が流れた。虚実がないまぜの中でも、そればかりは嘘でないことを祈る。

 はたして手がかりを得て、そこに横槍というかリボルバー先生の「自分が始末する」でソウルバーナーと対立、最後のOPフラグ回収へ。電脳空間内とはいえロスト事件の現場を再現するとか精神攻撃かな? などと思ったりもするが仮にそうでも諸刃だよな。そこを加味しても被害者組のが圧倒的に嫌な気分だろうとは思うが。