ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

「わが名はクロウ! 飛べブラック・バード」

「「「手札からトラップだと!?」」」

―――と。ブラックフェザーの展開力制圧力打撃力の片鱗でもって顔見せ回。後攻ワンキルて。
 身一つで保管庫潜入と同時に、未来バイクをワザとレッカー移動させてきて、まとめて奪って脱出とか傾いた手口だな……ただゴドウィンとかイェーガーとか鼻毛看守とか、セキュリティにマイナスイメージは絶えないものの、格好つけても泥棒は泥棒。子供達を喜ばせても泥棒は泥棒ですから! 凸M!
 他にライフストリームさんが登場したり古妖婆が囚われる夢で魘される双子妹とか、尽くす女を袖にして別の女の家に居座る元キングとか。そして新キングは胡散臭い男の運命論を聞かされサテライトに降り立ち、旧知のMと再会する。はて、次回どうなるんだ? サテライトの危機は彼にとっても他人事じゃないが、シグナー事情をどう説明するというのだ。“今はまだ”竜の痣も竜も持っていない彼に。