『美大受験戦記 アリエネ』第７３話――《狩りの仕込み/Bred for the Hunt》
小磯「愛に飢えた浪人生どもが合流して・・・
現役の
(第７２話の感想はこちら)
第７３話「夏はヤバいぞ」(6月3日発売ビッグコミックスピリッツ掲載)。キング・クリムゾン！ ２巻のスケジュール、レクリエーションでBBQイベントとか結局（描かれ）なかった。
「あのさ―――……モチーフもろくに描けないくせに作家ぶったことしないでって言ったでしょ。
こーいうのはねー、楽器もできないくせにコンサートとかやるのと同じだって言ってんの！！
これ見なっ。同じテーマでしっかり形が描けてんでしょ。浪人生のデッサンだけど……あんたにはムリだと思うけどね・・・」
「………………何で僕にはムリなんですか？」
「自分が人より偉い人間だってカン違いしてるからよ」
はたして速水先生に活／渇を入れられても眼前の技術不足が解消するわけもなく、相変わらず新担当の先生にはボロカス扱いである。まあ彼女の職掌からすれば当たり前の事を言ってるに過ぎないのだが。まず技術をちゃんと身に着けてからにしろ、というのは東山光河だって序盤から言ってた事だし……地道にやる他近道無く、その故に不利は拭い難し。
「フッ・・・コソコソと・・・夏にしてこのザマか・・・終わったなお前・・・」
「ざけんな、てめーも女子と付き合ってんじゃねーか！！」
「バーカ、オレは大丈夫なんだよ！！」「なんでだよ！？」「相手がブスだからだよ」
「おめー、葛飾みてーな「上玉」と付き合ってて・・・誰かに寝取られねーか心配じゃねーのかよ？」
あまつさえ更に集中力を削ぐような展開である。まあそんな忠告を口にした小磯の方こそが先だって有に光河にスルーされた鳥海かの嬢にあっさり誘われ（しかもそれを神田川マリーに見られて）愁嘆場だか修羅場フラグだが。
そして物陰から夢の足を掴む予備校生♂……流れからして浪人生で……どうなることやら。まず有が誤解妄想過多で自縄自縛は確定の気もする。
