ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

先週からのSS/スレ観測ログと今週の遊戯王ヴレインズ



「残されたU/永遠の相棒」VRAINS 第101話

 それはただ、倒れるアバターの慣性の偶然か。それとも妹を思う兄の一念か。まだデッキに無い属性のドラグリッドは出せない。ストームアクセス系統にある「最初からデッキに入ってるのと同じだから演出上の意味しかない」をあえて切る判断。ごく個人的な感想を言わせてもらえば、ニューロンリンクとか言い出す前のボーマンの方が「強そう」に思えていたのでここからが本番感ある、かと思ったら普通に復元するのな。そしてAiがその身をなげうつ……リボルバー戦(二回目)の時にも似ているが、あの時とは本当に色々なことが変わっていたな。希望は勝利後にどれだけ取り戻せるかと、事前にロボッピに仕込まれた何某か。
 そしてソウルバーナー戦の時点で裁きの矢を使わなくても強い、のに裁きの矢で攻撃倍ときたか。まあリンクリボーでしのぐんだけど、なんか雑な名前のリンク5の破壊されない上に相手全破壊&バーンと雑に強い効果。

 生み出された時点で設定されている目的に対し使命感を持ち働くことを「ロボット的」と仮定する。対してAiのふるまいはイグニスとしてのサイバース世界での仕事をサボること。これを人間的というべきか動物的というべきか、それとも「初めて本能を持ったAI」、今回のサブタイトルに沿うならば……でもどうしてか、微妙にしっくりとはこない。
 ボーマンは感情を持っているが、それで人間的かというと頷きかねる部分は数多い。またライトニングにより設定された目的に沿っていること、創造主と独立した状態でそれを選んでいる意志をロボット的と見るや否や。当人が言うように「神的」なふるまいというのが近いかもしれない。良い意味でも悪い意味でも。自分とハル以外に失って痛いものがなくて、そのハルがさらっと消えてしまったせいで神になるしかなくなった……ってのは好意的解釈が過ぎるか。ライトニングにとっては完全神か仏かって最後だったけど。ただ、「ミラーヴレインズとニューロンリンクで勝って世界を支配する」のが、「勝つためにはミラーヴレインズを崩壊させてもいい」と転倒しているのはある意味デュエリスト寄りな気がしなくもない。あらゆる要素を削ぎ落として、ただの決闘者としてのボーマンが残る……かなあ?