ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

先週のSS/スレ観測ログと遊戯王ヴレインズ(前々夜)








『僕の名は皆城総士。君がこれを聞くとき、もう僕はこの世にいないだろう』VRAINS 第119話

 俺とお前で超融合! をAiの側からかよ、となったな。ほぼ自分が勝つと判ったタイミングで言い出すのも突然だが、彼自身の中でもいまだ揺れるものがあるというのは好材料かもしれん。てっきりクロージャで除外しておいたカードがそうだと思った「リボルバーから託されたカード」が裁きの矢対策のヴァレル融合を見たとき、「それが新しい仲間の力か」に若干嫉妬のようなものを見て取れなくもなかったりな。

 「Ai単独で生き残った場合のシミュレーション」を何度も何度も繰り返し、自身もまたデータ故にそれをただのデータとは思えない。意志を継ぐは虚飾としても、ライトニングがやらかすに至ったのと若干近い(それにしたって光は色々アレだが)。あとEDの歌詞にも沿ってる感じか。具体的にどういう風に人類が滅びていくのか、Aiがどう影響してそうなるのか曖昧なのは最終回直前で尺が足りなすぎる……いや尺があってもアニメ映像でうまく語りえる部分か疑問だが。こういうとこは文章有利な気はする。まあ他にも何か語り尽くされてないように思う部分はあるけども、どうしようもない。
 転じて、イグニスの創造は「博士の無茶な計画」でしかなくまた博士が復活したりもせず、その終局は「たった二人きり」というのがやはりVRAINSという物語の……どこか大団円ハッピーエンドとは距離のある暗さ寂しさであるかも(一般視点でヒーローが世界を救う明るみとの対比)。結末も見ずに気が早い。良き終末が訪れますように。