ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《旗幟+鮮明/Appeal+Authority》、《引き千切り/Rip to Pieces》/岡本倫『パラレルパラダイス』第94・95話






(前回の感想はこちら) (感想記録モーメント2

残酷な真実。: 続・黒のノエル

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―――死を覚悟した前夜にシた方とシなかった(後でなと約束した)方、どっちがフラグとして成立しやすいだろうか、なんて水掛け論でしかないけれど。あとやはりガリア戦後(気が早い)に焦点が当たりそうな街「アルスレイヤ」の「師範」なる存在の不審。あの帽子デザイン、どこか既視感を感じるんだがどうも答えが出てこない。

 はたして、ミサキの腕がナナみたいに引き千切られてしまったか、そうと見せかけガリアの腕が陽太達の誰かに斬り飛ばされたか(元からこの展開を狙っていたか、二人の服袖のデザインは似ている)。過去作『エルフェンリート』に寄せれば前者、『極黒のブリュンヒルデ』に寄せれば後者……後者? まあそう単純でもない。ヒーラーの1人もおらず(極黒の序盤中盤も似たようなことを思った)医療技術もあてにしにくい*1ことを考えればアマネあたりが助太刀に入ってくれたと「思いたい」ところ。あくまで、希望的観測。

 また今回陽太たちが犯したミスとしては、前回ミサキの「陽太はガリアの攻撃を見ていないだろう」をそのまま呑み込んで、ミース残留組+キアが持っている情報(破壊的な攻撃魔法)と陽太ルーミアマネがサンドリオで見た情報(推定斬撃やワイヤー拘束)をまったく擦り合わせていないこと。特に「魔法攻撃の瞬間は障壁が張れない」なんて事前に教えない理由がない。まあ情報がしっかり共有できてたからって、オワタ式も同然の状態で全回避し続けられたか(一度ナゴミにやられていることだし)怪しいのも事実であるが……ともかくも、二週分まとめてギリギリ前夜。二週連続で月曜休日で土曜発刊とか難儀な明日。祈ろう。

*1:その一方でガーディアンの娘たちの耐久や自己治癒は並外れてると感じることもある。特にカイ=ケートス戦のピナコ。岩石のような脚で頭をゴリゴリ踏みにじられたのに、戦い終わったらぴんぴんしてた。