《怪しげな書架/Suspicious Bookcase》/岡本倫『パラレルパラダイス』第93話
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— 蔵間マリコ@パラレルパラダイス応援中 (@kuramamariko) 2019年9月2日
今回は、週刊ヤングマガジンで絶賛連載中の岡本倫先生の異世界ファンタジー漫画『パラレルパラダイス 第93話』の感想でも。
興味のある方は、遊びに来てください!!#パラレルパラダイス
本日9月5日発売のYJ40号にて『源君物語』最終話が大団円カラー扉付きで掲載中です!!
— 『源君物語』公式 (@minamotokun_yj) 2019年9月5日
8年間のご愛読、誠にありがとうございました。稲葉みのり先生の次回作に超ご期待ください!!
単行本最終16巻は11月発売予定です。
1-15巻も大興奮発売中! pic.twitter.com/Aq0Uwpx84L
(前回の感想はこちら) (感想記録モーメント2)
残酷な真実。: 続・黒のノエル
―――ルーミ、クンカクンカしてる所を聞かれてる。リリア、現在でも未来でも普通に好きって言ってる。ミサキ、言えてない。ハナハナ、すごい浮気ムード出てたけど多分言ってない。エルザ、崩月で死ぬ寸前に告った。仁科、二度目投げ落とされる寸前に告ってる。「ちゃんと告白した」という意味では後発ながら先輩方をゴボウ抜きかと思いきや、割と居ましたわ。そもそも死ぬかも知れない戦いの寸前で告っておくこと自体も前夜に交尾するのと同じくらいフラグの臭いがするのはさておいて。告るより先に発情と交尾が先にきてしまうのもまあ本作ゆえ致し方なし。
はたして、ミースの図書室……いや図書館か。当初から期待された蔵書にやっと触れられたものの、そうピンポイントに都合よくはいかなかった模様で残念(なにげに「蘭学」というタイトルもあったが)。全部調べたという話だから、これ以降此処の情報は期待されないかと思うとなかなか贅沢で勿体なさげ。異世界は未来だったという線で、科学技術が進んだ文明の遺産遺跡とかも残ってはいるから、そっちのデータ系統に希望を残すくらい。ただデータだからって不朽不滅とは限るまいが。一方で何百何千年と「生きて」いる存在もちらほら居るけれど、各々の持つ情報量や証言の信憑性がどうもあてにしにくくもある。転じて、そこから情報を引き継いでる現世人類の知識も穴がありうるって事例がリールでもサンドリオでも続いてたりな。
ところでジーニアスは、一体どういうつもりで陽太がカイ(リールの魔女)を倒したことでガーディアン達に希望を持たせたのだろうか。さすがに何の意図もなく情報を漏らしたとは思えないのだが。ガリアを倒すのは不可能だと断言した口で、サンドリオへ繋がりうる扉の存在も教えた(たぶん細かい操作も隠れてやった)。陽太ならガリアを倒せるという根拠が、どういうわけかジーニアスにあるはず。もし無いのに呼び寄せたとしたら「嫉妬深い神を殺せ」と送り出した意味がないし、優先順位はわからないがミースが全滅したとしても陽太が今ガリアと戦うことがないようにするくらいはあり得たかもしれない。でも呼び寄せさせた。それが100%の確信に基づいてのものか、ジーニアス自身にとっても賭けであるのか(そこになんやかや彼なりに長年見守ったミースを守りたい心情が付け加わるか否か)……そこのところはやはり不明。当人に聞いたとしても全部本当のことを言うとも限らないしな。
あな脱線脱線、現在一週分遅れているところを、次週月曜祝日につき土曜発刊(更に再来週も月曜祝日!)と来ていて暫しぶりに焦るこの頃。