ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

”おのおの方、討ち入りでござる”。”戦わなければ生き残れない”、”生きるために戦え”。

ワルキューレの午睡 (舞−HiME) (『舞-HiME』二次創作長編)
(http://www.mai-net.net/)→SS投稿掲示板→その他SS投稿掲示
→ドジスン「ワルキューレの午睡 (舞−HiME)」

 教師に善し悪しがあるとすれば、それは授業への取り組み方に大部分左右される。一般に進学校と認知されればされるほど、その傾向は顕著である。
 基本的に学年ごとの学習カリキュラムには文部科学省の意向が反映されていて、必然学習内容は画一的になりがちだ。そこをいかに飽きさせず、効果的に配分を構成し、教え込むかが手腕の見せ所になる。しばしば脱線と思われがちな教師の雑談もまた、大方は計算づくで配置される時間の使い方である。であるから、もちろん手を抜こうと思えば際限がないのは事実の一側面だった。極論すれば、教科書をゆっくりとなぞるだけでも、授業として最低限の体裁は整うからだ。
 では風華学園に新任としてやってきた社会科教師はどうかというと、論外の一言に尽きた。

「炎が酸素なしでは燃焼できないように、時間は感情を生々しいままには留めておかない。だけど、あだ討ちの概念はなくならない。忠臣蔵はいつまでも美談だ。あんなもんテロリスト同然の所業なのにだぞ? なぜか。それは、そうすることでしか拓けない道が、確かにあるからだ。復讐を仕果たしたって益はない。愚かな行為だ。だがだからこそ、浮き彫りにするものがある。無為の中の有為。それが一抹の、ちっぽけな正義だ。ちょっとした種火だよ。そして、でも、暗いくらい道を歩いて復讐をするには、それだけの灯りがあれば、充分だった」(高村恭司)


オリジナル逆行 祖国の華
オリジナル長編更新停滞。滅びた国の将軍が、死して十年を遡る。
かみなりパンチ
オリジナル長編。SF的マフィア社会からファンタジー世界へ渡り、人を探しつつ所構わず暴れ倒す。