ALORC-Bottle-Craft-512-Logbook(Ⅱ)

AよりRへ。記録を継続する。(二冊目)

《絡め汁/Tanglesap》/漫画『戦闘破壊学園ダンゲロス』第3巻

……んー、今回は初回限定版なかったのか。確認して安心。それにしても『ドリフターズ』(今月休載)や『もやしもん』(来週まで休載中)といい、「今からでも単行本を揃えれば連載に追いつけるよ」というのはオイシイ。反面、次巻まで長びく気がしなくもないが。

ねぇ おばあちゃん
なんだい? 鏡介ちゃん
どうしておばあちゃんはびっちなのにおじいちゃんとだけけっこんしたの?
それはね おじいちゃんがとっても強くて とっても優しい人だったからだよ
じゃあ ぼくも“まじん”になっておじいちゃんよりつよくなる! そしたらおばあちゃんぼくとけっこんしてくれる?
ほっほっほ 鏡介ちゃんはかわいいねぇ どれ こっちへおいで
わーい おばぁちゃ・・ あっ あっ ふっ・・・・!

ふ ぬ ぉ あ あ あ !!

 ドバドバと(主に男性の)体液やら喘ぎ声やらが満載の本巻ハイライトは勿論並行世界最強の超絶ビッチ・鏡子さんである。連載時からぶっ飛んでた彼女の魔人覚醒は、改めて見るに視覚的衝撃。でけぇ、説明不要。
 そして加筆分……前巻までとは様相が異なり、番外編と15話の間に幕間が挿入されており……その主役は、半ば必然的に「彼」であった。あの連載時のダイイングメッセージはそういうことか。それにしても誰が彼女の伴侶となったのか……死亡前にちょっとフラグ立ったかもしれない両性院か、はたまた夢見崎アルバか……ん、写真に映ってるのは相手の眼鏡か。それに直前ページは……もしもそうなら、一体ナニがどうしてそうなったんだか。まあなんにしたって「ありえたかもしれない未来の話」*1でしかなく、本編をこれ以上動かしうるものではないのだろうけど。人間国宝て、手向けの「水」て。
 かてて加えて、さらりと魔人を「転校生」たらしめる機構「識家」の存在が明らかに。こっちはまた何かの拍子で出番があったりするかもわからんね。


12話:《シャノーディンのドライアド/Shanodin Dryads》 戦慄のビッチ・オブ・ビッチ
13話:《鏡の精体/Mirror Entity》 THE 鏡子さん無双
14話:《突然の消失/Sudden Disappearance》 其は割れ鍋に綴じ蓋の如し。そしてアブダクション
外伝+15話:《ディミーアのドッペルゲンガー/Dimir Doppelganger》、《ヨーグモスの眼/Eye of Yawgmoth》 史 上 最 凶 の 決 斗 (性的な意味で) / 「転校生」の異次元能力の脅威
16話:《剣の踊り手/Sword Dancer》 OPEN COMBAT。一刀両ちゃん純情かつ変態かわいい


 はたして今月の月刊ヤンマガ以降だが……爆煙の向こうから白金にクリティカルしたのは、巻末予告からするに範馬慎太郎(生きてた)だった模様。転校生(鏡介)戦ではハンマーを砕かれた返しに震脚一発で退場させられたので、防御面も鍛えてましたという事なのか、そもそも自分の攻撃でやられるような鍛え方はしておらぬわ、的なノリか。
 また白金の方も生きてるか、生きてたとして戦える(勝てる)のか……この調子だと邪賢王ちゃん側の方も中々ヤバそうではある。ただし、生徒会側が一方的に有利が続くという事は逆にありえまい。なんとなれば「転校生」陣営がハルマゲドンを引っ掻き回すべく状況を観察している。きっと戦い続ける双方の戦力バランスを取りつつ魔人生徒を漸減させていくことだろう。安心できない!

 ところで、鏡子さんの脳プリンを喰らって一時的に彼女の魔人能力を得た黒鈴であるが……連載時に懸念したことについて、よく見ると鏡を介しての干渉は「卑猥な目的でのみ」行えるとある。つまり何時でも何処でも「転校生の腕力+ナイフ」で攻撃される、ということは起こりえない、はず。そして黒鈴に鏡子さんの様なテク*2は、当然無い。まあ「そういう」目的で行使せずとも、ユキミの能力との合わせ技で学園全域(一度に見られるのは一箇所だろうが)を監視できるというだけで情報アドバンテージは凄まじいのだろうけど。

―――ああ、そういえばすっかり忘れてた。鏡子さんがアブダクションされるのを目の当たりにした直後に生徒会員三年のエースにとっ捕まった主人公の命運や如何に?(なおざり)

*1:たとえば友釣リンドウ夜夢の三角関係?が何らかの形で決着したり、怨み崎Death子が邪賢王さんと良い仲になれたり、そこはかとなく描写されていた口舌院言葉←白金翔一郎←一刀両断の穏当な結末とか……あるいは鏡介氏の念願が叶ってしまうとか、そんな世界線が存在しうるのかもしれない。日本では四親等以上可能なので曾祖母と曾孫は……あれ、三親等だからできなくね。ジャスティ・ウエキ・タイラー(高祖父)とイツマ・ウエキ・タイラー(玄孫)は結婚可能なのに。してないが。

*2:結果的に文字通り「死ぬほど逝かせる」ほどの手管とは反対に、拙くとも手加減できない「転校生」の腕力で弄り回されたら普通に死ぬかもわからんが。